自分の本をつくる方法

自分の本をつくる方法

通常価格 ¥39,600 販売中

なぜ、人は本を書くのでしょうか?


誰に頼まれたわけでもありません。それなのに書き始めたのはたぶん、「自分の体験やアイデアを自分だけのものにするのではなく、誰かの役に立てたい」と願ったからではないでしょうか。
どこかの街のまだ見ぬ誰かが笑顔になってくれたり、彼らの毎日がほんの少しでも鮮やかなものになったり、暗く長いトンネルを抜けるきっかけになったり。
読者の人生にちょっとお邪魔したい。そういうことに、書く者たちは無上の喜びを感じるのです。

丸善(丸の内オアゾ店)にて。目立つ位置に平積みにしていただいて嬉しい

 

もう「感性、才能、運」では片付けない
実績のある“商業出版方法論”

この講義では、「表現で食べていくのに必要なことが、全部わかること」を目指しています。自分の本をつくり、自分のメッセージを発信するために。読者の心を揺さぶり、その人生さえも変えてしまう本を生み出すために。何を準備し、どういう手順で、何に注意して行動を開始すればいいのでしょうか。とかく感性、才能、運という言葉でうやむやにされがちな商業出版への道を、「だれにでもできる方法論」として明るみにだします。

自分の本2

「何もない普通の人」など、どこにもいない
あなたにしか書けないテーマがあります

出版という話になると、必ず「自分は普通の会社員なので…(難しいのでは)」とうつむく方がいます。受講メンバーの中でさえ、自己紹介の時にそういう方がいます。

同じ教室を見渡すと、フリーで活躍されていたり、起業家、ブロガー、旅人、料理家、クリエイター、お店を開業、トレーナー、アーティスト、教師、博士、デザイナー、政治家、建築家、プログラマー、気象予報士… などなど。各業界で精力的に働いている、個性と押しの強いメンバーに囲まれると、そう思ってしまうのも無理はありません。

しかし、思い出して欲しいのは、「あなたは世界に一人しかいない」ということです。同じ両親で同じような環境で育った兄弟でさえ、考えていることが全然違うのですから「ああ、やっぱり人間みんな違うなぁ、面白いなぁ」と思います。その違いを面白がれる人が、本を読む人であり、本を書く人になれるのでしょう。

これまでこの講義で一人ひとりと向き合ってきましたが、「何もない人」など、ただの一人もいませんでした。「何かを成した偉い人しか出版できない」という思い込みは捨てましょう。「みんなちがってみんないい」この理想が現実に機能している稀有な世界が出版界で、そこが魅力なのです。読者は、「同じ」に共感し、「違い」を面白がってくれるのです。

著者の創作プロセスを、最短でマスターしよう

どの分野でもそうですが、「上達するには、できる人のマネをしなさい」と言われます。しかし、表現という分野に関しては、これがなかなか難しい。目標とする人のアウトプット(作品)を単純にマネても、その人の劣化版、二番煎じにしかなりません。本当はアウトプットではなく、インプットや創作方法(つまり彼らが何をどんな視点で見ているか)をマネる必要があるのですが、外部からはなかなか知ることができません。これが、多くの表現者がぶつかる壁です。

この講義プログラムを開発した理由は、今までブラックボックスとなっていた書き手のインプットと創作方法の部分を明らかにしようということでした。普通であれば作家のアシスタントをして何年も観察しないとわからないことを、短い受講期間で身につけられるようチャレンジしています。

出版したメンバー、林花代子さんと書店まわりに(青山ブックセンター本店にて)

最も探求したい「問い」さえ見つければいい

「どうしたらこの問題が解決できるのだろう?」 多くの書籍企画はその「問い」から始まります。その出口を求めて自分の頭で考察してもいいし、体験やストーリーで伝えてもいいし、専門家にインタビューしに行きそれをまとめてもいい。いかようにも本にする方法はあります。あなたの内から湧き出た、熱のある「問い」に出会えるかが勝負。あとはそれを、「感動」か「実用」か、できればその両方を含むアプローチでまとめればいいのです。

他の出版系講義との違いは、「著者視点」であること

本づくりは、著者と編集者の共同作業です。しかし、この2者に必要とされる能力は「全く逆」と言ってよいほど違います。この講義では、著者視点で本づくりを学びます。目先のヒットを狙うことより前に、まず考えるべきは、著者としての人生をどう歩みたいか、ということ。「今これが流行だから」と編集者の言いなりになってしまい、あなたが大切に守ってきた魂を売る結果になってしまっては、元も子もありません。相手に合わせる前に、まず自分が何をやりたいのか、です。長期的な視点で一緒に作戦を立てましょう。これは編集者と関わる前に著者自身の中で軸を固めておく必要があります。

「自分の本」コミュニティー、3つの特徴

特徴1.プロモーションを協力しあっている
9年間すでに400名を超えるメンバーの中で、30名近くの新しい著者が生まれ、全国の書店に平積みされています。雑誌や新聞に載るベストセラーが何冊も。「新刊が出た」、「ブログを立ち上げた」などのニュースがあれば、ほぼすべてのメンバーが参加しているfacebook非公開グループで即共有。各自の媒体で広め、協力します。

特徴2.SNSグループや交流会で、レア情報が共有されている
本の世界は広い。一人ですべて網羅するのは限界があるので、メンバー同士、一人ひとりが持っている知識、体験、人的ネットワーク、商業出版ルート情報をシェアしあっています。出版社とのやりとりでうまくいったこと、いかなかったこと、たくさんのメンバーの事例(成功も失敗も)が財産です。月一ペースでギャザリング(ごはん会)を開催しています。

特徴3.プロジェクト仲間がみつかる
新しいプロジェクトを立ち上げるには、自分の弱い部分を補ってくれる仲間が必要です。WEBに強いメンバーが、他のメンバーのHP立ち上げをサポートしたり、企画をブレストしあったり、取材に協力したり、知り合いの編集者を紹介したり。この講義で出会ったイラストレーターとライターがタッグを組んで出版にいたった例もあり、日々、ドラマが起こっています。

各分野で活躍する専門家が集まる「著者コミュニティ」は貴重。<2018年同窓会の様子>

 

卒業後から本格的に始まる、商業出版への道

出版は長期戦です。受講後、「ひとりになると執筆が滞りがち」「フィードバックし合って切磋琢磨したい」「力を合わせることで波及力も上がる」という声から、ともに成長するための舞台ORDINARY(オーディナリー)が誕生しました。希望者は、エッセイやインタビュー取材記事など、執筆はもちろん、インタビューされる側として登場することもできます。いま多くのメンバーがここから出版化を目指しています。

<対談インタビュー> 出版した卒業メンバー × 深井次郎教授  

萩原さちこさん(城郭ライター /『わくわく城めぐり』著者)
ナシエさん(イラストレーター /『北欧が好き!』著者)
荻阪哲雄さん(組織変革コンサルタント / 『社員参謀!』著者)
たなか鮎子さん(絵本作家 /『フィオーラとふこうのまじょ』著者)
舛廣純子さん(キャリアカウンセラー/『就活生に親が言ってはいけない言葉 言ってあげたい言葉』著者)
松本壯志さん(鳥の保護団体「TSUBASA」代表 /『鳥のきもち』著者))
林花代子さん(留学アドバイザー /『まるごとマルタのガイドブック』著者)
若杉アキラさん(時間ミニマリスト/『捨てる時間術』著者)
青木亮作さん(プロダクトデザイナー/『なんとかする工作』著者)
遠見才希子さん(産婦人科医 / 『ひとりじゃない』著者)

 

今井しょうこさん(『考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』著者)
森山大朗さん(『Work in Tech!(ワーク・イン・テック!) ユニコーン企業への招待』著者)
横山北斗さん(『15歳からの社会保障 人生のピンチに備えて知っておこう!』著者)

上記以外にも、数十名を超えるメンバーが出版し全国書店に平積みに。それ以来10冊以上出版した著者や、5万部超えのベストセラーも生まれています。

ORDINARY(オーディナリー)とは
教授の深井次郎さんと本講義の卒業生有志で立ち上げた「書く人のためのウェブマガジン」。メンバーの仕事づくりを支援するため2013年法人化し、多岐にわたるクリエイティブワークを生み出しています。